COPD（慢性閉塞性肺疾患）の終末期対策

■COPD（慢性閉塞性肺疾患）とは

「COPD（慢性閉塞性肺疾患）以下､COPD」の特徴は長引く咳・痰､そして､階段の上り下りなどでの息切れです｡その多くが､長年蓄積したタバコが原因といわれていますが､症状が進行することで､安静時にも息苦しさが生じます｡
そして､COPDは単に､肺だけの病気だけではありません｡

実は､全身に影響をもたらす全身性疾患なのです｡
例として､全身性炎症､栄養障害､骨格筋機能障害､心・血管疾患､骨粗鬆症､抑うつや肺がん､気胸などの肺合併症が挙げられます｡

 

■COPD（慢性閉塞性肺疾患）の闘病生活

COPDの患者数は約530万人といわれていますが､軽症から中等症のCOPDは自覚症状に乏しいこともあり､見過ごされていることが多く､治療を受けている方は22万人しかいません（あまり知られていない疾患）ので､長引く咳・痰､息切れなどの症状がある方は､すぐに医療機関で診ていただくことをおすすめします｡

 

■COPD（慢性閉塞性肺疾患）の終末期の特徴

COPDの終末期は過ごし方が難しいです｡
COPDでは終末期に至ると呼吸困難､疲労感､咳､疼痛などのさまざまな症状をきたし､QOL(生活の質)が低下することが報告されています｡進行したCOPDでは､呼吸困難､疲労感､口腔内の障害､咳嗽､抑うつ・不安が生ずるが､COPD の終末期におけるこれらの症状は､緩和ケアサービスに紹介された非小細胞性肺癌や心不全を含むさまざまな疾患の終末期より高頻度であることが指摘されています｡
この点からは､COPDの終末期は進行肺癌とその病態・臨床経過が大きく異なる可能性が示唆されました｡
（出典：高齢者慢性呼吸器疾患患者に対する終末期医療の現状と課題）

 

■COPD（慢性閉塞性肺疾患） の終末期は以 下の問題点があげられます

①いつから終末期と考えるかが明確ではないこと｡
②患者・家族と医療者とのコミュニュケーション不足。
③終末期の医療につき十分インフォームド・コンセントがなされていなかった｡
などが挙げられているなど終末期ケアは十分なされていません｡
（出典：高齢者慢性呼吸器疾患患者に対する終末期医療の現状と課題）

 

■COPD（慢性閉塞性肺疾患）の終末期を支えるために

当事務所では､COPDの患者様の難しい終末期を支えるために「医療代理人（意思決定代行者）」業務を行っております｡「医療代理人（意思決定代行者）」は､闘病中のあなたのより良い終末期の実現のために､医師とのコミュニケーションの問題から延命治療の拒否（尊厳死）などの終末期の意思決定の問題や事前指示書の作成まで対応し､支援します｡

特に､終末期の意思決定は難しく時間がかかります｡
人生の最期について「延命措置を拒否」等の意思決定は難しく､70％もの患者が自身での意思決定が不可能とも言われています(出典：「The New England Journal of Medicine」)｡

「医療代理人（意思決定代行者）」のサポートはCOPDで闘病中のあなたのより良い最期の時間を過ごすためのお役に立てます。

 

♦詳細：医療代理人（意思決定代行者）業務とは

♦参考：福岡の終末期相談・支援・サポート

 

■COPD（慢性閉塞性肺疾患）の患者様にしてほしいこと

前述しましたように､COPDの終末期は過ごし方が難しいです｡
自分の最期はどうあるべきか､どうありたいのか､自分の人生の最期の在り方について
事前に話し合う必要があります｡

COPDは､いつ終末期に入っているのかその判断が非常に困難な疾患でもありますので､
とても難しい話になります｡

慢性呼吸器疾患に対する緩和ケアや終末期ケアは十分なされていないことが報告されており､
その理由として､いつから終末期と考えるかが明確ではないこと､患者・家族と医療者との
コミュニュケーション不足があげられています
（出典：高齢者慢性呼吸器疾患患者に対する終末期医療の現状と課題）

ですから､一日も早く医療代理人（意思決定代行者）を交えた形での「人生会議」を繰り返し行っていく必要があります｡

そのため､当事務所では「対面での安心無料相談（初回無料）」を実施していますので､是非､下記よりお申し込みください｡

  

■新型コロナウィルス感染症対策

当事務所では新型コロナ感染症対策として「完全予約制」としております。

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