「がん」等で延命治療を拒否

患者の意思決定については､平成30年3月に「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン(以下､ガイドライン)」が改訂されました｡

　そのなかの一部をご紹介しますと､ガイドラインでは､「本人の意思は変化するものであり､医療・ケアの方針や､どのような生き方を望むか等を､日頃から繰り返し話し合うこと」､「本人が自らの意思を伝えられない状態になる前に､本人の意思を推定する者について､家族等の信頼できる者を前もって定めておくこと」､「繰り返し話し合った内容をその都度､文書にまとめておき､本人､家族等と医療・ケアチームで共有すること」などの重要性について記載しています｡

　上記にある「本人の意思は変化するものであり､医療・ケアの方針や､どのような生き方を望むか等を､日頃から繰り返し話し合うこと」

　これは､アドバンス・ケア・プランニング (以下、人生会議)と呼ばれるもので､「患者・家族等と医療従事者があらかじめ､受けたい医療は何か､受けたくない医療は何か､そして､最期は延命か自然なままに最期を迎える尊厳死かという意思決定を話し合う自発的なプロセスのことで､その内容は､患者本人の気がかりや意向・患者の価値観や目標・病状や予後の理解・医療や療養に関する意向や選好､その提供体制などを繰り返し話し合う｡」というものです｡

　また､「本人が自らの意思を伝えられない状態になる前に､本人の意思を推定する者について､家族等の信頼できる者を前もって定めておくこと」の「家族等」とは､今後､単身世帯が増えることも想定し､本人が信頼を寄せ､人生の最終段階の本人を支える存在であるという趣旨ですから､法的な意味での親族関係のみを意味せず､より広い範囲の人を含みます｡

　当事務所では､がん等の大病を患っている方や老老介護の患者の方などのために
「医療代理人（意思決定代行者）〔以下、医療代理人〕」業務として対応しています｡

♦詳細：医療代理人業務（意思決定代行者）業務の説明
♦参考：福岡の終末期相談・支援・サポート

そして､「繰り返し話し合った内容をその都度､文書にまとめておき､本人､家族等と医療・ケアチームで共有すること」とガイドラインにあります｡

医療代理人は「事前指示書」という形で文書にしていきます｡

また､医療・介護従事者からの押し付けがないように医療代理人が対応していきますので安心です｡

人生の最期を自分らしく生き抜くために､自分の意思決定をガイドラインに則った形で明確にしていくことはとても重要なことです｡
 

■意思決定の変化にも対応　
患者の意思決定には変化が起きやすく､一度決まった意思決定でも二転三転することはよくありますので､患者の意思決定が決まった後も､引き続き人生会議を繰り返し行っていきますので安心です｡

　医療代理人は､あなたの意思決定に変化が起きてもしっかり対応し､新たな意思決定を患者・医師・ご家族などの関係者と共有していきます｡

　また､患者が意識を失った後も､これまで人生会議を繰り返し､事前指示書に明確にしてきた患者の意思決定が尊重されるように､医師と協議を続けますので最期まで安心です｡

「がん」などの大病を患い､人生の最期の意思決定に苦悩されている方､自分の最期は自分で決めたい方、
老老介護の方などは､当事務所の「医療代理人」業務をご利用ください｡

■今すぐ､あなたが取るべき行動
福岡県の当事務所では､がんなどの大病を患っている患者様（ご家族を含む）を対象に
「対面での安心無料相談（初回無料）」を実施していますので、是非、ご利用ください｡

※お早めに下記よりお申し込みください
当事務所は､お一人お一人の状況に応じて対応するなどの業務の特殊性や希少性・クオリティを維持することの問題もあり､1か月の対応人数が限定されていますので､ご予約が困難になる場合がございます｡
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